2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

止に至る病

7/18 NOAH・東京ドーム ・追加カード 時間無制限1本勝負:三沢光晴vs川田利明 http://blackeye.cocolog-nifty.com/eye/2005/04/vs_a72f.htmlより つ・・ついに実現。90年代全日ヲタだった私としては感涙ものであります!なんていうかどーせ三沢&鈴木鼓太…

冷戦時代よもう一度

アガサ・クリティー『メソポタミヤの殺人』を読む。すごく久々であり、自分のミステリファンになるきっかけ、即ち原点でありまして(プロレスでいえばアントニオ猪木みたいなもんっす)やっぱりクリスティー、わかりやすくって且つ面白い。トリックも上手く…

シュート上がりはこう活かせ

乾くるみ「リピート」を読んだ。設定的には主人公等ランダムに選ばれた人間が風間という怪しい人物に引き込まれて、10ヶ月前に戻れるというSF的設定。そして戻った世界で起きる連続殺人事件。まるでアガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』のヴァ…

前田、永田に反論他

ついに前田日明が永田への反論を口にした。 『ニールセン戦はルールが大変だった。どうこう言うなら自分が経験してみればわかる。彼のおいしい選手というのは間違いなく勝てると言う意味なのか? 誰が見ても永田は勝てないんだろうけど、そういう相手にあえ…

王者の行く末に興味はあるか?

島田荘司「龍臥亭幻想』を読んだ。エラリークイーンのライツヴィル・シリーズのような感じで、前作を読んだ人はあのキャラはこんななったんやねえみたいな変化が見れる所が面白い所。ミステリの関する部分は人によって是非がわかれるだろうけれども・・・・…

プロレスにおけるグラウンドの意味は?

昨日『TAXI3』をビデオで見たんだけど、やっぱり地上波はオン・タイムでみるもんじゃないと思った(ああ、最初の引っ張りの事ね)。最後のオチまでに何分間つまらないCMを見せられるのだろうか?そう考えただけでも腹が立つ。普段自分のペースで読み進められ…

欲しがりません勝までは

霧舎巧「四月は霧の00(ラブラブ)密室』を読んだ。本からはいかにラノベやアニメ、そして本格ミステリが好きなのかという情熱は伝わってくるのだけれども、キャラ設定においては何か既存をキャラを移植してきただけという感じがしてならない。どこかで見…

サブゥ前夜祭

とりあえず新宿ロフトのサブゥ前夜祭行ってきました。トークイベントというと一昨年辺りの通好み以来だからかなり久々かも。 3部構成で行われ、最初はサブゥーの話題が勿論中心だったけど、進むにつれてECW話になっていったのは仕方無いか。自身ぶっちゃけE…

U嫌い

綾辻行人「どんどん橋落ちた』を読んだ。円熟味溢れながらも既成のミステリに挑戦する野心作でもある。馬鹿馬鹿しさと凄さのギリギリの線を歩んでいるような感覚を味わえた。短編を読み進めるば多少なりは警戒心が強くなり、騙されないと思いつつも最後のオ…

誰が溜めに巻くのか?

二階堂黎人「魔術王事件」を読んだ。昭和40年代に時代設定をおき、なおかつ奇術を堂々と導入することによって出される謎自体は他の推理小説と大して変わらないのだがそのトリックというのが相当変わっていて楽しめた。多分ドラマの『トリック』とかにはま…

全日本プロレス4.10観戦記4

メイン武藤敬司[時間切れ引き分け]川田利明 すっかりと速報性がなくなった分内容で補填できるわけでもないが、とりあえずこれが最後。おそらく客の半分はこのカードを後楽園で見れるからという理由で来たと思う。私はその一人でもないが後楽園の箱を考えても…

全日本プロレス4.10観戦記3

第5試合 Aブロック公式戦 30分1本勝負 ○小島聡 VS 近藤修司 個人的には全然こないのだが、第一線に立っているレスラーのなかで観客を沸かす事ができる数少ないレスラーだというのは認めざるえない。前回見に行ったジャマールとのシングルにしても少なく…

全日本プロレス4.10観戦記2

第3試合 Aブロック公式戦 30分1本勝負 ラブ・マシン・ストーム VS ○太陽ケア 田上明と比肩するレスリング内容から癒しを与えてくれる嵐選手。思わずプロレスが闘いを表現するものなのだという事を忘れてしまう程だ。一人しか動かなくって成立する。それ…

全日本プロレス4.10観戦記

珍しく全日本に行ってきたので観戦記を。ネット喫茶故最後まで書けるかわからないけど、できるだけ多くの試合を書きたいと思う。ダークマッチ 6人タッグマッチ 15分1本勝負 渕正信 ○荒谷望誉 平井伸和 VS NOSAWA論外 石狩太一 ×雷陣明 試合前にく…

果てしなき淀みの果てに

4/24 NOAH・日本武道館 ・追加カード 小橋建太&潮崎豪vs秋山準&天龍源一郎・既報カード GHCヘビー級C:力皇猛vs斎藤彰俊 三沢光晴&鈴木鼓太郎vs鈴木みのる&丸藤正道http://blackeye.cocolog-nifty.com/eye/2005/04/vs.html#trackbackより ノアをみると海…

対立なき対立

最近ワールドカップ関連でサッカーが盛り上がってきたけども、あの盛り上がりをみるとなぜだか筒井康隆の『東海道戦争』を思いだす。みんなああいうビックイヴェントを待っていたんじゃないのかしらね?プロ野球なんかは狭い日本列島で12も派閥を分けて応…

腕ひしぎに関する考え

矢野龍王の『極限推理コロシアム』を読んだ。カフカ的な不条理な設定を彷彿とさせミステリの中で似たような破天荒な設定を思い出したら清涼院流水という名にたどり着いたが、『コズミック』を面白く読めた私としてはあり。ミステリ的な謎ときよりかは囚人の…

中邑VS小島

氷川透「人魚とミノタウロス」を読んだのだが、友人を殺されたにも関わらず犯人探しをしてしまう自分という行動に対して一種の唾棄を覚えつつもついついやってしまうというのは、浦沢直樹の『YAWARA!』で柔道嫌いなのについつい出さされて勝っちゃうみたいな…

心的鎖国

小松左京の『拝啓イワン・エフレーモフ』とか読むと十全にはわからなくても何かこのジャンルは凄い事になるぞ〜という怖いぐらいの期待感が、60年代という時代がもっていたパワーみたいなものが字面からも伝わってくる。ちょっと羨ましい。所で有栖川有栖…

切り裂きジャッジ

高里椎奈の「銀の檻を溶かして」を読んだがあかんった。キャラに萌えられず自分はやはり男なのだな〜と痛切に感じたのだった。謎の部分に関してもファンタジー的な要素が微妙に絡んでるんだけど、山田正紀ミステリ好きな私としてあれをもし機械的トリックで…

IWA後楽園大会観戦記

姉小路祐の『化野学園の殺人』を読む。・・・久々につまらない推理小説を読んでしまったというか、興味を引っ張る複線があまりにもしょぼすぎ解決もぜんぜんつまらないオチ。しかも方々の複線がラストに収斂せず真犯人がわかった所で物語的に貧弱になってし…