2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ハングリー?

取りあえず斎藤栄を登録。なぜこの愛すべきバカミス作家が取り上げられないのかが不思議である。鯨統一郎や霞流一も確かに面白いがあれは計算バカミスである。やはり最後は天然物バカミスの灰色の脳細胞を溶かすような狂いっぷりには勝てないのだ。というこ…

鮮烈!超竜隊

大山誠一郎「アルファベット・パズラーズ』はアクロバティックでメタメタな展開になりかちな最近のミステリでは非常に論理に重点を置いた秀作だと思う。京大でロジカルな作風というと法月倫太郎を思い出すけど、まさにそんな感じだと思ってもらいたい。三作…

塩多の神様

『魔人探偵脳噛ネウロ』(松井優征)を観るともう少年誌を掲載される推理漫画はすべてSF的な要素を兼ね備えていなければならないのかと思うようになってきた。横溝正史の金田一耕介の孫という設定の『金田一少年の事件簿』(さとうふみや)がえらく普通の…

トラよ、トラよ!

今週刊モーニングで連載している『ドラゴン桜』(三田紀房)が面白い。たとえたら受験にウエイトを置いた『GTO』(藤沢とおる)って感じなんだけど、毎回一般で思われている逆説的な方法で落ちこぼれ二人が学力UPしていくところが・・・こんなの本当にやくた…

総統!歩けます!

ランキングを上げる溜めにはK-1の事に触れればなりません。という事で昨日の角田信朗 VS曙太郎戦を観て一言・・・グッジョブ!角田!(ダブルミーニング) 所で昨日ブックオフに行って『美味しんぼ』の初期の巻等を読んできた。読んで思ったのはあの漫画で一…

だまねぎの下のケント・デリカット

ラリイ・ニーヴンの『無常の月』を読んだ。最近いきなりSFに目覚め、J・G・バラードの『クラッシュ』以来だった。『時は分かれて果てもなく』もしあの時ああしていたらなあという事が現実に起こったらどうなるかという悲劇を描いていて面白かった。表題作も…

だまねぎの下のケット・シー

最近また漫画っ子に戻りつつあるのだが、そんな私的漫画冬の時代でも欠かさずに出勤前に立ち読みを続けてきた漫画がある。週刊少年ジャンプで連載されている『ボボボーボ・ボーボボ』澤井啓夫 だったりする。そんなこんなでいつもの習慣で読んでいたら、なん…

だまねぎの下のゲットー

最近パソコンの調子が悪く、ネットカフェからの更新なので中途半端に終わってしまった。所で最近ヒッチコックの『北北西に進路を取れ』を観た。自身ヒッチコックは5作品程度しか見ていないのだが、一番面白いサスペンス作品だと思う。『鳥』に比べたら何も考…

だまねぎの下の激闘

氷川透の『真っ暗な夜明け』を読んだ。感想としては同じメフィスト賞作家だからかもしれないが、森博嗣を連想した。比較するとキャラクター造形は森氏の方が上で且つ動かし方も森氏の方が上だと思えた。氷川氏は有栖川有栖のように作家と同名のキャラを物語…

憧れ

まったく有難い事に結構ランキングも盛り返してきていい感じになってきてる。ランキングの向上こそわがブログの栄養素。 所で山田正紀の「神曲法廷」を読んだ。非常に面白く浩瀚な書物であったが、非常に短く感じる程集中して読めてしまった。西澤保彦が世界…

老人の膿

昨日本屋で町山智浩氏の映画本を読んでいて、フランシス・コッポラの「地獄の黙示録」におけるマーロン・ブラントに関する記述が、何かプロレスのある問題を私に思い起こさせた。当時既に名優と名を馳せていたブラントは、相当わがままだったらしい。それに…

歴史的編集

「これでジュニアの活性化が促されたんじゃないでしょうか?」というている時点で相当メタ的な視点で見てしまっているのだ!。 所でワープロを観た。観ていて驚いたのは「これは歴史的一戦なので二週に分けて放送します」というクレジットだった。PRIDEなん…

絶対不動黙示録

乾くるみクラスの作家でさえ・・・「リピート」や「イニシエーション・ラブ」二冊を出しても年収がやっと7桁にいった(2005本格ミステリより)と喜んでいるだなんて!そういえば今読んでいる有栖川有栖の「海のある奈良に死す」にもこれが専業作家になって…

幻の秋山

エラリークイーンは国名シリーズとドルリーレーン4部作以外は正直?な作品が多いと思う。少なくとも「第八の日」「紺文字」等は個人的琴線には触れるにはいたらなかった。しかし最近読んだ「三角形の第四辺」という作品は読んでいて面白かった。クイーンと…