だまねぎの下のケント・デリカット

 ラリイ・ニーヴンの『無常の月』を読んだ。最近いきなりSFに目覚め、J・G・バラードの『クラッシュ』以来だった。『時は分かれて果てもなく』もしあの時ああしていたらなあという事が現実に起こったらどうなるかという悲劇を描いていて面白かった。表題作も面白かったが一番面白かったのは、スーパーマンに関する論文調の作品。最後のオチは読んでいて声を出して笑ってしまった。そういえば話は変わるが鯨統一郎の『ミステリアス学園』はかなりのお勧め。一番お勧めしたいのはまだほとんど西村京太郎や赤川次郎ぐらいしか読んだ事の無いミステリ初心者だ。ミステリの歴史も学べ、勿論ミステリもなかなかの出来で面白く一石二鳥だ。二階堂黎人二階堂蘭子物で色々作品を薦めているが、どうにもマニアックというか博識ぶりを自慢しているようにしか思えない。確かにその部分は凄い!と認めざるえないのだが・・・。

第7試合 60分1本勝負
秋山準×森嶋猛 16分41秒 片エビ固め 天龍源一郎鈴木みのる

 『J』が鳴り響き歓迎ムードで迎えられる森嶋。うーむプロレス中継がゴールデンタイムから撤退して久しいが、ジャンボを知らないファンがこんなにもいるだなんて!という意味で驚かされた。踵をつけてスープレックスできない人がジャンボ鶴田二世?どうみても長州力マサ斎藤式のバックドロップでもジャンボ二世?ならば松崎駿馬もジャンボ二世OK?という話になってくる。とまあこんな事を考えていたのし、北斗晶と神取しのぶの使いからもぐだぐだとかいうノイズがあり、待望された天龍と秋山の初顔合わせもさして印象に残らないで終わったという印象(というか最初からそれが目的なのだろうか?)まあ、唯一救われたのはJ入場時に天龍が苦笑いしたというあまりにも率直過ぎる反応だろう。


第8試合 GHCヘビー級選手権試合(60分1本勝負)
×小橋建太(王者) 27分20秒 片エビ固め 力皇猛○(挑戦者)

 セミでブーイングをしまくりヘトヘトになっていたので、大して覚えてないのだが、日本のプロレスからはほぼ一撃必殺技というのは衰滅したといえる。だからこの手の試合の場合すでに力皇の戴冠は1・8の時点でわかっているのだから、試合内容でサプライズが欲しい。攻められてた力皇ががきっかけをつくり逆転する。しかし逆転勝利をするには三発もの無双を放たなくてはならない。これで大変な間延びを与えてしまう。何かこういう所で私の興味は殺がれてしまうのだ。もう技が出るか出ないかという世界には戻れないのだろうか?
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