力皇、強い故の悩み

防衛戦決定!力皇「三沢乗り越える」
 ついに引っ張り出した。9・18日本武道館でGHCヘビー級王者の力皇猛三沢光晴の対戦が正式決定。3度目の防衛戦となる王者は「やっと上の人とできる。乗り越えなくてはいけない存在だし、これからも小川、田上、秋山を倒しにいきたい」と決意表明した。三沢とのシングル対決は00年11月に敗れて以来、実に約5年ぶり。背中を追い続けた存在を、抜き去る時が来た。また、同日行われるGHCジュニア王者・KENTAの初防衛戦の相手にSUWAが決まった。

 強さを供えてしまったが為の悩み。脆弱性を供えていれば、防衛ロードを重ねていく度に客が成長して過程を追いかけていけるという視座が生まれるのですが……。しかし力皇は既に説得力のある巨躯と強さを供えてしまっているので、その点で引っ張る事が出来なくなってしまっているのです。課題が客が喜ぶような試合をする事だけの単眼的視座になると、それだけに集中的に視点があるまるだけに、更にハードルが高くなってしまうのです。三沢の手助けによって多少は評価される試合は出来るでしょうが、持続的に誰とでもある程度の試合をする王者を求められている最中、一寸付け焼刃的な感じも否めないと思います。


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新日10・8東京ドーム大会、レスナー呼ぶ(日刊)
 新日本が秋の東京ドーム大会に社運を懸ける。サイモン猪木社長(31)は9日、今年3度目となる東京ドーム大会を10月8日に開催すると発表。先月成功を収めたノアとは対照的に、昨年11月の大阪ドーム、今年1、5月の東京ドームと不振が続くだけに失敗は許されない。元WWE世界ヘビー級王者ブロック・レスナーなど大物外国人の投入も検討。興行的な成功を目指し、プロレス業界の盟主としての意地を見せる。

 多分集客には繋がらないと思う。というのも前にハルク・ホーガンを呼んで、蝶野正洋とシングルをやったけれど埋まらなかったという過去があるからです。対戦カードにしても新日本と接点が無さ過ぎて魅力のあるカードが造り難い。NOAHのドームを鑑みると時代は未知との遭遇よりも、邂逅の方に興味が沸くのではないでしょうか。


中邑、藤田戦に秘策アリ
 中邑、全勝ターン!新日本のG1中日、中邑真輔(25)が後藤達俊(49)を腕ひしぎ十字固めで下し、真壁刀義(32)に不戦勝した藤田和之(34)とともに4戦全勝でBブロックを折り返し。中邑は13日・両国国技館大会で激突する藤田に、ロングマッチ勝負を通告した。Aブロックは天山広吉(34)と川田利明(41)が3勝1敗で首位を並走している。

 何日か前に書いた事がほんの少し実現しちゃっているような気が……。中邑が藤田の格闘プロレスに対するオポジションに立っていくというのは、試合の図式を作る上で大切な事です。がしかしその対抗策というのがロングマッチへの誘いなんですね。これってもう既に純プロレス=ロングマッチ(も出来るスタミナを持っている所が強味)なんでしょうけど。この二人が実際ロングマッチをしたらと思うと、どう繋げていくんだ?としか考えられないのですが。前にIWGPで60分フルタイムやった時は、試合巧者の小島聡が相手だっただけに、本当に大丈夫なんですか?としか思えない前振りだと思います。