何故プロレスを観るんだろうか

三冠王の強味
三冠小島vsジャマール、9・1札幌
 全日本の3冠王小島聡(34)が、9月1日の札幌大会でジャマールの挑戦を受けることが決定した。1日に都内事務所で渕正信取締役が会見し、次期シリーズの主要対戦カードを発表。7月26日の代々木大会で武藤を下した小島は150キロの巨漢相手に3度目の防衛を目指す。

 小橋建太の壁を超えられない力皇猛から比べたら、小島は巨大な影に苦しめられてない分楽だと思う。力皇と小島の違い……前者は”継承”された形で何かと前王者と比較されるのに比べ、後者は前王者の川田は同団体には所属しておらず分断され、地続きとして見られてないからだと思う。

 偉大なる前者がいない分王者像を自由に描ける強味があると思う。ただエーリッヒ・フロムじゃないけれども自由故の苦しさという壁にぶつかってしまうという事もありえなくもないでしょう……。

 
読んでまあまあの内容だったよと思ってくれた方是非ともランキングにご協力を←ココをクリックしてくださいまし


忘れじのバックドロップ
『後藤達が藤田の抹殺を誓う』(日刊) 後藤達俊(49)が、IWGP王者藤田和之の抹殺を誓った。新日本は1日、負傷欠場のブルー・ウルフの代わりに、後藤達の5年ぶりのG1出場を発表。後藤達は4日の開幕戦(福岡)でいきなり藤田と対戦する。「福岡といえば、オレのバックドロップの発祥の地だからな」。90年6月の福岡大会のタッグ戦、バックドロップで馳浩を心肺停止に追い込んだことがある。「藤田はプロレスをなめている。98年大会では橋本にケガをさせたこともある。初戦で藤田を欠場に追い込む」と殺気を漂わせていた。

 紙プロ船木誠勝&故橋本真也の対談で狂気性を暴露されていたせいで、個人的には結構幻想性があるんだけども。藤田にはかつてはUWFインターの選手にそうさせていたように、投げ技への脆弱性とかそういうウィークポイントをつける事で、新日本プロレスの選手との差異が産まれキャラ立ちもして試合内容に色合いがついていくと思う。実際そういう事を客に先入観を持たせてやれば非常に試合がわかり易くなると思います。
 後藤のバックドロップで受身取りそこない→失神負けなんてすれば話題にもなるでしょうし、後藤のように格のヒエラルキーから外れている選手ならば、藤田も傷つかないでしょう。

 

初CM出演は台詞無しでした
『中邑がG1を前に3つの公約』 時代の逆行は許さない。新日本のIWGPヘビー級タッグ王者中邑真輔(25)が1日、真夏の祭典G1開幕(4日・福岡国際センター)を前に3つの公約を掲げた。(1)G1制覇(2)メキシコ版G1制覇(3)総合格闘技出撃。最近は上の世代に押されているだけに、3つの公約を実現させ、完全にエースの座を奪い取る。まずはG1で若さと勢いを爆発させ、1つ目のハードルをクリアする。1月の東京ドーム大会のメーンで棚橋弘至と対戦。新世代同士の対決を制して、時代を変えたかに見えた。ところが、上の世代も簡単に踏み台にはならなかった。(1)G1制覇(2)メキシコ版G1制覇(3)総合格闘技出撃。自ら課した3つの公約を実現させれば、新時代の扉は必ず開く。

 今の新日本を鑑みれば、アレクセイ・イグナショフにリベンジかませた所で全然集客に繋がっていないのは明々白々な筈なのです。思うに総合に出る事によってよりプロレスの虚構性が浮き彫りになっていると思われます。世間にアピールするには格好の場でしょうが、仮令そこで面白い試合をした所で面白さの”質”がプロレスとは異なります。ミルコ・クロコップヴァンダレイ・シウバを倒したとしても話題にはなるけど、集客には繋がらないでしょう。

 何故プロレスを観るのかといえば、プロレスが面白いからなんだと余りにも当たり前過ぎる答えがあります。そしてレスラーの凄さというのは”プロレスの試合内容”から嗅ぎ取っていました。結して外部での活動からではありませんでした。

 皆さんも遠い昔何故プロレスを観始めたか思い出してください。プロレスラーが強いからなんかじゃなく、テレビで映し出されていたプロレスが面白かったからじゃなかったからじゃないでしょうか?(勿論それ意外の理由で見始めた人もいるでしょうけど。)

○ブログ内目次

主なイベントの試合カードや試合結果がわかるように直リンを張っておきます。アレどうだったっけ?という時にお役立てください。


▽ 2005年7月6日 HERO'S 2試合結果
http://d.hatena.ne.jp/paris00/20050706

▽ 2005年7月13 ハッスル10
http://d.hatena.ne.jp/paris00/20050713

▽ 2005年7月15 ハッスル11
http://d.hatena.ne.jp/paris00/20050715

▽ 2005年7月18日 NOAH東京ドーム
http://d.hatena.ne.jp/paris00/20050718