ハッスルの終焉

橋本さん急死で新日とDSEが急接近

 くしくも橋本さんの急死が、プロレス界に新展開を起こした。新日本と現在川田のマネジメントを担当し、ハッスルを主催するDSEは疎遠の関係が続いていた。だが、橋本さんが活躍した両団体は30日のプロレスファン合同葬(東京・青山葬儀所)に向けて話し合いを続けるなど、ここにきて急接近。川田のG1出場は、両団体の交流の第1歩になった。

 一度は大阪ドームで交わったけども、新日本という批評対象と組んでしまったらどうなるだろう?
 BS漫画夜話いしかわじゅん永島慎二の『漫画家残酷物語』は初めて漫画が漫画とは何か?と問うた自己言及的な作品だったんじゃないか?と発言していた。ハッスルの独自性ともいえる批評性と自己言及性が無くなったら、それはハッスルの死を意味するんじゃないんじゃないかと……。


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谷が火祭りで3年ぶり優勝狙う(日刊)
 ゼロワンMAX最大の祭典「火祭り」が今日29日、後楽園ホールで開幕する。若きリーダー大谷晋二郎(33)は、団体を盛り上げ、大きくするという大きな目標のため、3年ぶりの優勝を自分に義務付けた。
 新体制ではタイトルと無縁だった大谷が、大きな目標の実現のために優勝者に与えられる「火祭り刀」奪回を誓った。「あの刀はオレが持つと魔法を発揮するんです。以前は橋本真也を筆頭に、三沢光晴秋山準天龍源一郎とビッグネームを引き寄せる魔法を発揮しました」。01、02年と火祭り連覇の称号手に他団体のエース級と闘い、自分の価値を高めた。代表となった今なら、団体を飛躍させる魔法を発揮すると楽しみにしている。

 佐々木健介を破って優勝だろうな。と予想できそうだけど、どちらかといえば火祭りは試合内容と物語性で魅せていくイベントなのでベタベタでも問題ないでしょう。橋本の死を無駄にせずそれを利用して昇華させていって欲しい所。


田が電撃参戦、狙うG1制覇(日刊)

 ミスター全日本といわれた川田利明(41=フリー)が、新日本のG1クライマックス(8月4日開幕、福岡国際センター)に電撃初参戦する。新日本が28日、東京・両国国技館で行われた直前会見で発表、川田本人も出席した。当初出場予定だったジョシュ・バーネット(27)はケガの回復具合が遅れたため欠場。突然のオファーだったが、フリー戦士としての新たな挑戦として出場を決意した。

 矢っ張り注目は藤波辰巳戦でしょう。身体に染みついた昭和新日本のリズムはそうそう川田だからといっても変える事は出来ないでしょう。
その試合は一体どちらのカラーを強く押し出される事になるのだろうか?久々に異種の組み合わせによる噛合わない試合ってのが観れそうな気がする。


天山「3連覇狙っていく」(デイリー)

 前人未到の3年連続優勝がかかる天山広吉は「今は絶好調。もちろん3連覇は狙っていく」と、偉業達成へ自信を見せた。予選リーグ初戦の相手は川田だが、「勝って、その勢いで全勝したる」と優勝への踏み台扱い。「王者としてG1に出たかったが、優勝が復活への道になる。藤田にもリベンジせな」と鼻息が荒かった。

 本来ならば3連覇なんてネタがあるのならば、それが中心に話が周る筈なんだけども……新日本がG1を面白くするのにこのネタでは引っ張っていけない!という信頼性の無さを嗅ぎとってるのは、かなり賢明な処置だと思う。