台風と共に小島時代到来か?

小島防衛へ自信「時計の針は戻らない」
 3冠ヘビー級王者の小島は、武藤超えで名実ともに全日本NO・1の座を目指す。02年2月に武藤とともに新日本から移籍。尊敬する気持ちは誰よりも強いが、同時に武藤の技すべてを知り尽くしている自負がある。「時計の針が戻ることはない。オレが勝てば新たな時代が自然と見えてくる」と言い切った。橋本さんへの感傷的な思いは捨て、あえて敵として武藤側に追いやった。「ウジウジ悲しんでいることを一番嫌う人。あの人も一緒に倒す気持ちでやりたい」。戦いを通してプロレスを教えてくれた橋本さんへ、小島なりの恩返しをする。

 世代交代がテーマの本三冠戦。しかしNOAHの東京ドームの圧倒的な集客を考えるとプロレスファンはノスタルジックなものを渇望しているのではか?と思う事があります。まあポジティブに考えたらそれは間違いで、日常の線とか全く違った一瞬に点(夏の花火大会の打ち上げ花火のような切ない)を楽しんでいたともいえるかもしれませんが……。唐突だけど武藤の記事を引用します。

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全日3冠戦へ武藤「奪い返す」(日刊)

 闘魂三銃士の時代を復活させる。全日本の武藤敬司(42)が、今日26日の代々木大会で3冠ヘビー級王者小島聡(34)に挑戦する。11日に脳幹出血で死去した盟友、橋本真也さん(享年40)に、ベルトを3本巻いた姿を見せることを約束。合同葬(30日、東京・港区青山葬儀所)を前に、闘魂三銃士の1人として負けられない思いを強くした。

 時代を逆行させる。小島の急成長は大歓迎だが、これまで築き上げた自分を頂点とするピラミッドを崩す気はない。「アイツだけには負けたくねえ」。王者を相手にしても、一段上から見下ろす余裕がある。再び時代をつくりだす自信。そして、今回は橋本真也という心強い味方が胸の中にいる。その橋本さんに負けて以来の3冠挑戦の会場には、RO&Dメンバーとして蝶野も参戦。闘魂三銃士の「そろい踏み」が、勝利を確信させるパワーになる。

 頂点のポストは1つしかありません。複数あったら価値が下がります。ある意味で川田利明がいなくなったという出来事は、全日本プロレスのぼやけていた頂点を一本化出きるという意味では、良い事だったと思います。

 しかしこの記事や普段の武藤の試合を見るとまだまだトップとして働けるというのを全日本のファンは抱いていると考えられます。事実私も武藤の方がトップという感じがしっくりきます。
 世代交代には上の空白か衰えが必要だと思います。即ち今の全日本には小島聡がトップに至らなければならない”理由というのが希薄”なんじゃないだろうか?と思うのです。アングル的・実質的に武藤が衰えを演出すれば全日本ファンにおける小島トップ待望論というのが増すと思います。
武藤が見栄を張り、ふんばることで小島のトップへの希求のバイアスになってしまっているのではないかと私は思います。

 7・26代々木大会主な結果

カズ・ハヤシ[15分35秒 片エビ固め]×石森太二
川田利明[5分4秒 片エビ固め]×宮本和志
アジアタッグ選手権試合
佐々木健介、○中嶋勝彦=(挑戦者組)[12分23秒 原爆固め]近藤修司、דbrother”YASSHI=(王者組)
蝶野正洋TAKAみちのく、○太陽ケア、ジャマール[16分56秒 片エビ固め]TARU、ジャイアント・バーナード、×チャック・パルンボ、ジョニー・スタンボリー
▽3冠ヘビー級選手権試合
小島聡=(王者)[26分37秒 片エビ固め]×武藤敬司=(挑戦者)




天山が藤田G1予選落ち予言(スポナビ

 新日本の天山広吉が25日、藤田に「月に1、2回しか出てこない人間が毎日トップとシングルを戦ったらどうなるか…最後の両国(8月13、14日)の前が名古屋(11日)やけど、アイツは箱根の関を越えられへん」と予選落ちを予言。もっとも自身もこの日、サムライTV「闘魂ネットワーク」収録でビデオゲームバトルクライマックス2」に挑戦し、G1で同ブロックの蝶野、永田、藤波に1勝2敗と負け越し。不吉な結果に「強かったですね」と苦笑いしていた。

 プロレスラーには2種類のレスラーがいる事を主張しるづける天山。確かに主張はわかる。私も毎日試合をして、バンプを取っているにも関らずベルトを外されるレスラーを支持したい。しかし考えてみるとそういう視座を与えるという事は、勝敗への視座を相対化させてしまうという事にも繋がるんじゃないかなと思う。プロレスは勝ち負けじゃないんだけど、無理矢理格闘技を取り入れ果てにはアルティメット・ロワイヤルまでしてしまう新日本プロレス(ここでサイコロジカル……の著者である菊地氏はアントニオ猪木の初期アルツハイマー期の頭の中に浮かんだ映像の具現化といっていたのは笑えたけども)。格闘技を取り入れ強さを標榜するならば勝ち負けの価値を絶対的にドラスティクにまで突上げなければならないんじゃないかな?とふと思ったわけです。そうなるとその正反対の世界観を築いているNOAHも光、ファンも選択出来るという贅沢を味わえるようになるというものです。
 

 


○ブログ内目次

主なイベントの試合カードや試合結果がわかるように直リンを張っておきます。アレどうだったっけ?という時にお役立てください。


▽ 2005年7月6日 HERO'S 2試合結果
http://d.hatena.ne.jp/paris00/20050706

▽ 2005年7月13 ハッスル10
http://d.hatena.ne.jp/paris00/20050713

▽ 2005年7月15 ハッスル11
http://d.hatena.ne.jp/paris00/20050715

▽ 2005年7月18日 NOAH東京ドーム
http://d.hatena.ne.jp/paris00/20050718