忘却VS破壊王

 

橋本さん合同葬に特設リング(日刊)

 橋本は永遠にプロレスラーだ! 11日に脳幹出血で死去した橋本真也さん(享年40)のプロレスファン合同葬が、30日に東京・港区の青山葬儀所で行われることになった。闘魂三銃士の同士だった新日本蝶野正洋(41)全日本武藤敬司(42)に盟友の小川直也(37)の3人が24日、都内で会見、概要を発表した。約3万人のファンの参列が予想される合同葬にはリングを設置。復帰を目指した橋本さんが天国でも戦えるように、明るく故人を送る。

 試合カードがネックになるのならば葬儀で十分だと思う。実際死後数年経ってしまったけれど、ジャイアント馬場追悼興行もカード作りで難航した結果、天龍源一郎渕正信VS川田利明太陽ケアという凡そ日本武道館のメインを張るには無理のカードしか組めなく、客入りは寒かったです。夢の掛け橋は成功だったけどもあの時は未だ団体の垣根が高く、特に全日本が当時鎖国だった為に新日本プロレスが参加する興行に参加するというだけで集客に繋がっていた良い時代だったです。恐らくメジャー団体がこれだけ鳩首している状態だと、大した集客を持つカードは組まれないと思います。

 まあ鉄は熱いうちに打てじゃないけども、出来ればこうやって橋本の話題で盛り上がっているうちにやった方が多くのファンが足を運ぶのではないかと思います。時間は無常にも流れ忘却を産み出してしまいます……。


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安田IWA乗っ取る(スポーツ報知)

IWAにエビフライ定食(税込み780円)のギャラで出場を続ける“借金王”安田忠夫(41)がチョコボール向井(39)、松田慶三(29)に引退勧告を突きつけた。メーンのタッグマッチで敗れ、怒り心頭の安田は「シングルでやればあんなやつらは問題じゃない。勝って引退させる」とIWA乗っ取りに本腰を入れた。

 安田にとってすべてが“想定外”だった。本隊組が予告していた身長2メートル20センチの大巨人、ジャイアント・タイタスは主催者の勝手な都合で来日が中止。浅野起州社長(52)が経営する「花膳」から支給されるはずだったギャラもエビフライ定食のまま。この日の大暴走で花膳定食へのギャラアップも消滅した。「金さえもらえりゃ満足なんだよ」。「とりあえずの目標」として主力選手の追放とIWA乗っ取りを掲げた。

 メジャー団体が休養しているとはいえ、IWAがこれだけ色々なプロレスを取り上げるスポーツ紙に掲載されるのは正直驚きました。流石腐っても元新日本のレスラー。良くも悪くも元メジャーというだけで注目してくれるプロレスマスコミという因習が上手く働いた結果だと思います。ハッスルでも銭ゲバなアングルを行ないブロジョワ代表小川直也と抗争なんてやってましたが、個人的に安田のペシミスティックなイメージとIWAのチープな(勿論良い意味で)なイメージがマッチして良い雰囲気がでていると思います。


TNAが10月からTV放送(日刊)

 WWEに次ぐ米国第2団体のTNAが、レギュラーTV放送を10月から開始することを明らかにした。5月にFOXスポーツTVに放送を打ち切られ毎月のPPV大会に大打撃を被っていたが、WWEスマックダウンを放送するスパイクTVとの契約が決定した。午後11時からの放送を予定し、新展開の準備を進めている。

 1つの会社が独占状態というのは長い目で見れば良く無い事だと思う。矢張り中心を活性化させるのは異端的で力のある周縁が無ければね。90年代WWFが躍進できたのは、権謀術数仕掛けてきたWCWの存在があったからというのは間違いないでしょう。切磋琢磨出来る相手がいなければ腐ってしまうと思います。だから日本に話を移した場合、新日本はNOAHと”闘争”する事がこの絶望的な状態脱するアリアドネの糸になるのではないかと思っています。故にアントニオ猪木がNOAHを敵視するのは正解だと思う。まあ方法論的にはどうかとは思いますがね……。


○ブログ内目次

主なイベントの試合カードや試合結果がわかるように直リンを張っておきます。アレどうだったっけ?という時にお役立てください。


▽ 2005年7月6日 HERO'S 2試合結果
http://d.hatena.ne.jp/paris00/20050706

▽ 2005年7月13 ハッスル10
http://d.hatena.ne.jp/paris00/20050713

▽ 2005年7月15 ハッスル11
http://d.hatena.ne.jp/paris00/20050715

▽ 2005年7月18日 NOAH東京ドーム
http://d.hatena.ne.jp/paris00/20050718