永田空革命

永田“次はG1ジャックだ”


 チーム・ジャパン(TJ)がニュー・ジャパン(新日本)になる。エース・藤田和之のIWGP奪取で士気上がるTJのキャプテン・永田が20日、札幌市内で、新日本乗っ取り構想を明かした。

 藤田のIWGP奪取で新日本制圧の第1段階を完了したTJ。第2段階の舞台がG1だ。藤田の出場はまだ正式決定していないが、永田は「準決勝を全員TJで占めたら新日本を完全に制圧でしょ。出てきていいんじゃないかな」と、エースに決断をうながした。

 もちろん、制圧するだけでは能がない。永田裕志は選手の育成・強化も視野に入れており「新日本のトップは楽に張れないことを身をもって教えられるのはTJ。志のある若い人をまとめて指導したい」と考えている。

 なんとか観客の琴線に触れるような対立構造を産み出そう躍起になっている新日本プロレス。TJが世直し(ターザン後藤風)を目的にするのはいいと思うんだけど、ファンはアントニオ猪木こそが停滞の原因だと察知してしまっているのだから、矛先をそこに向けなければならないと思う。というよりも、折角藤田和行がいるのだから、試合の出来ない猪木の化身として機能させれば猪木駆逐を例えリング上だけでも再現できれば多少はファンの琴線に触れるようなアングルが組めると思う。


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 7月15日K-DOJO横浜文化体育館大会のリング上にて、お船選手が首の怪我を理由に引退することを発表しました。引退セレモニーの日時は決定次第、発表いたします。
 「首の怪我の為長期欠場させていただきましたが、お医者さんに治るまで、後どの位かかるか分からないと言われました。一年かかるか二年かかるか分からないとの事でした。この結果をお船chanなりに前向きに考えさせていただきました。それなら、この時間を新しい夢にチャレンジする時間にしたいなぁって思いまして、今回引退させていただくことになりました。」(お船
ブラック・アイより

 生で見た事があるのが、国際プロレスの100回記念前夜祭の後楽園とか、今は亡きWEW、NEOの後楽園だったりする。選手としては後藤一派(今でもかな?)のムサシ大山級の打撃を繰り出すなあ(チョップだけどね)という印象しかなった。まああのキャラなら少しは芸能関係の仕事もありそうだし、怪我が治ったら復帰も有りだろう。


▽第10試合 時間無制限1本勝負

三沢光晴 27分4秒片エビ固め 川田利明×

 魔裟斗魔裟斗っておちまさと?皆がK-1に走るので私プロレスを独占させていただきます!。とジャイアント馬場風に文章をはじめてみたりするが、如何せんプロレスネタが無い。NOAH中継の川田三沢を見返してみると矢っ張り面白い。あれだけもう見たくないと言いつつも武道館クラスの見易い場所ならば、もう一回ぐらい見たいと思わせる変った何かがこの試合には含まれている。

 この試合が他にはない特別性を帯びているのは矛盾が中心に鎮座して紡ぎ出されているからではないだろうか。
 いがみ合っている、だけれども他の人には出せないような打撃をだしても許される信頼感がある。この矛盾に満ちた構造。信頼と嫌悪という対立する二つ相反する要素が正反合(弁証法みたいですね)と組み合わさった結晶が、この試合の不思議さと異様さを形作っているのではないかと夢想するのである。明日はプロレスネタで紙面が埋まりますように。


○ブログ内目次

主なイベントの試合カードや試合結果がわかるように直リンを張っておきます。アレどうだったっけ?という時にお役立てください。


▽ 2005年7月6日 HERO'S 2試合結果
http://d.hatena.ne.jp/paris00/20050706

▽ 2005年7月13 ハッスル10
http://d.hatena.ne.jp/paris00/20050713

▽ 2005年7月15 ハッスル11
http://d.hatena.ne.jp/paris00/20050715

▽ 2005年7月18日 NOAH東京ドーム
http://d.hatena.ne.jp/paris00/20050718


◎こんなミステリ読みました
関田涙「蜜の森の凍える女神』

 清涼院流水等奇抜な作品が多いメフィスト賞受賞作にしては、雪の山荘における密室殺人+アリバイ崩しが中心オードドックスな作りの作品だと思う。虚構の推理ゲームと現実世界の出来事とリンクしてくような作品は最近読んだ石崎幸二の『日曜日の沈黙』を思い出したが、今作も巧みに二つの世界を組み合わせて作られている。途中エラリー・クィーンの国名シリーズのような読者への挑戦状がある。二階堂黎人等日本の作家も真似て使っているけども作者はあえてジャッジメントという形を作ることによって、挑戦状に1つの違った光を照らし合わせる事で一寸したオリジナリティーを出していると思う。