ミステリ小説

『マレー鉄道の謎』 有栖川有栖
 映画に傾倒してしまってなかなか小説が読めない中、すでにキャラクターが確立させれいるミステリのシリーズ物は読みやすく入りやすい。ディクスン・カーのような密室が今回のメインの謎解きなのだが、いかんせんトリッキーすぎて無理があるような気がする。『スイス時計の謎』のような派手さは無いがクイーンのような理詰めで追い詰めていくというタイプがすきな人にとっては違和感がありまクリスティーといった所だろうか。