DDT観戦期3

 セミファイナル 無制限一本勝負
大鷲透乱入により急遽対戦カード変更
一宮章一、HERO!、●マサ高梨 vs 大鷲透○、高木省吾
6:56 体固め
※ダイビングボディプレス


 大鷲が登場のサプライズがあったけれども、試合中ヒーローがマスクを脱がされたりもしたがさして印象に残らない試合だった。

▼メインイベント KO-D無差別級選手権ノールールマッチ 無制限一本勝負
ディック東郷(19代王者) vs 高木三四郎○(挑戦者)
20:35 片エビ固め
クローズライン高木が第20代王者に。


 改めて思ったのはDDTにはしっかりと善悪二元論が存在していて、それを駆使してアングルを積み上げている。意識してみてみると結構メジャー団体はこのベビーVSヒールで引っ張っている団体はない。NOAHは全員ベビーだし・・・新日本はヒールを作ろうとがんばっているけれども、肝心のベビーの人材が乏しすぎて対立構造がぐずぐずになっている。
メインの試合は暗黙の了解でマネージャーは容喙せず両者の肉体だけで雌雄を決するというのがひとつの平成プロレスの不文律な筈なのだが、この試合に関してはFEC総出で東郷をサポートし、孤立無援の高木がどうそれを逆転させるかという物語に仕上がっていた。これは既に諸橋の試合でやっている事なんだけども、そこをレフェリーもFEC側の人間という事にする事にさらなるエスカレーションを施しており、試合構造にアナロガスな感覚を生み出すこともなくヒートをさせれていた。前回三四郎が取られた試合よりも二人のやりとりにほとんどよどみもなくさらなる成熟ぶりが伺えた。東郷のバンプの凄さは言をまたないけれども、スタナー三連発のあとの倒れ方は一瞬会場をひとつにまとめ、ファン達を感嘆させていたのは流石という感じ。構想はまだまだ続くみたいだけれどもDDTならもう一ひねりあるアングルが出来ると思いつつ、会場をあとにし天下一品に行くのであった・・・・・終劇

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