レッスル・エイド観戦期2

 これまた久々にジャック・フットレルの『思考機械の事件簿2』を読んだ。感じとしてはチェスタトンのブラウン神父シリーズに近い。奇妙な現象を2+2=絶対に4とばかりにオーガスタス・S・F・X・ヴァンドューゼンが論理的に解き明かしていくというのが基本定式。正直前作に比べたらネタ不足なのか、トリック部分でトホホな『消えた男』などが数作品ありレベルが落ちているような気がする。解明部分においてもチェスタトン的なトリッキーさも無いのでインパクトという面で弱い。主人公は非人間的でフリーキーだが、かといってそれを浮き立たせるような事件も登場人物がいないのも難点かもしれない。それよりもその希有壮大なプロフィールのわりにペダンチックな会話がないのもいまいち主人公のキャラの弱さにつながっていると思う。(ヴァン・ダインのファイロ・ヴァンスに比べるとあくが弱い・・・・・・)


 ○ 越中詩郎 三宅綾 維新力浩二 嵐 剛竜馬 VS ターザン後藤 青柳政司 松崎一彦 グラン・浜田 栗栖正伸 ×


 http://www.wrestle-aid.com/pc_top.html#20050502

 詳しい結果は上を見よう。というかこれを目当てで着たわけなのだけれども、5人タッグなので疲れたら交代出来るという利点を最大限に利用したという感じで、それほどよどみもなく、まあレッスル・エイドプロジェクトかかわりに深い選手に強くスポットが当たっていたと感じ。というわけで10人診断。

越中ー特に目立たず。けどまあ尻はやっぱり受けていた。長年新日本に在籍していた意味というのはこういう所で光るような気がする。

三宅ー三宅なしには後藤も栗栖も光れない。フォークで流血させられ、椅子でひっぱたかれる・・・・・三宅らしさあふれる素晴らしい受けっぷり。

維新力ー栗栖の椅子食らっていたけど、このメンバーに入ると下っ端になっちゃうのねというどうでもいい発見があった。

嵐ーバイト故やる気なし、試合開始直前9人がもめているいるさなかさっさとエプロンに引き下がったのは笑えた。うそでもいいから揉め事に参加しましょうよ・・・委員長。

剛ーさすがに動きは悪くて、ネックブリーカーも出せなかったけれども「ショワー」さえあれば会場沸かせられるんだからOKよね。

後藤ーひそかに旗揚げ戦以来の登場?相手側に受け手(三宅)がいるので後藤さんワールドが展開できたので個人的には大満足。

青柳ーNOAHの時の試合をみると動けなくなっちゃったのかなと思っていたら、たんにあれば場の雰囲気(NOAHの前座)に合わせて緩慢に動いていただけだったのかと気がつく。剛に入れば剛にしたがえって谷津義章ですね。

松崎ー剛さんのお守りでがんばっていました。

浜田ー相手が相手だけにルチャムーヴが出来ない所が痛かった。


 話がずれるけれども、truth123@mail.goo.ne.jp メール開設したんで良かったらお気軽に送ってください。ネットカフェからなのでレスポンスが悪いというのを一言付け加えておきます(笑)まああと一緒に観戦できる方なんて人も募集したいと思います。首都圏でメジャー団体・・・まあドインディーでもOKですけれども、もし興味があるなんて人がメールお願いします。

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