破邪顕正

 土曜日にNoahでぇ〜日曜がIWA Japanという素晴らしいプヲタライフを過ごしました。

 Iジャは私が思うに亀和田氏がいうところに終着の浜辺という言葉がもっとも似合う団体であると思っているのだが、しかし今のメジャー団体の零落ぶりをみるとIジャに何かしらの期待を込めて木戸銭を落とすというのが現状だ。

 で観戦した感想はといえば非常に面白かった。前日の武道館の三倍は面白かった・・・といわざるえない。久々にみたカブキババァは健在をはるかに通り越す活躍ぶりで、皮肉でなく前日の三沢光晴よりも運動量が多かった。第一試合からメインまで声を張り上げるそのすがたは第二のアイアンマン西田といえるだろう。

 IジャといえばNOAH勢参戦や旧全日本系外人の溜まり場として知られているかもしれないが、やはり常連の目からすれば、それらを排除したIジャが一番面白いのだ。メインは久々に慶蔵がロートル外人に気遣いをせず伸び伸びと試合をできていたし、Xであったグレート先生こと畑中がそのターザン後藤ばりの丸みを帯びた体からは想像の出来ないすばやさでリングを縦横無尽に動きまわっていたのが印象的だった。某メジャーの丸みを帯びヘビー級選手は果たしてここまで動けるのだろうか?

 それで一番面白かったのは自分でも意外だったが、セミの女子プロだ。普段はジャガー横田やら三田えつこやらが竹迫望をいたぶるというベテランが体を張らずに日銭を稼いで帰るという試合が多いのだが、恐らくIジャ初登場の尾崎魔弓&ポリスの二人が試合を盛り上げた。といっても一番仕事をしたのは尾崎ではなくポリスであるというのは付け加えておかなくてならない。

 この試合をみて気がついたことはやはり正邪が截然としている試合は面白く盛り上がるという事だ。ポリスのアジテートに素直に反応する観客。いつの世にもヒールは普遍的盛り上げる装置として機能としていくのではないだろうか?プロレスが凋落した原因は観客が忌避すべき悪の存在がrングではなく、リング外やシステムに以降してしまったからなのではないだろうか?そんな気がするっす。
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