龍の種子

 とりあえずNOAH武道館の続き・・・

 三沢光晴&○力皇猛 対 天龍源一郎&×越中詩郎(15分53秒:無双→片エビ固め) 

 まあ、天龍のNOAH登場というのが一番の見せ場だと思っていたので、試合内容には兎角期待していなかったが、ある意味その程度の期待感で見ていて正解だったと思える内容だった。

 チョップとエルボーの打ち合いにせよ形式的に落ち着いて、お互いの肉体の強さの確認よりかは天龍の政治的部分における強さがどれだけNOAHではどれぐらい反映されているのだろうというのを確認できた所ぐらいが見所だっただろうか(矢張り三沢が打撃戦において強さを表現していた)。もう少し天龍が立場的に弱く、三沢が商売っ気の強い人だったらもう少し奥行きのある試合になっていたのかと思う。よく数年前に見たかったというが体というよりも二人の精神状態が数年前に戻ってくれれば今でも練りに練った試合が見られるのではないかとは思う。

 しかし今のNOAHの一寸した成功をみると、いかに水面から早く顔を上げない事が交流戦時代を生き抜く処世術として有効しているのかがわかってしまっている現状からすれば、三沢が重い腰を上げてわざわざ焼畑的に天龍を消化していく事はないだろう。


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