外敵路線の末に

新日・上井取締役が退社

新日本のマッチメークに携わっていた上井文彦取締役(50)が方向性の違いなどから辞表を提出。
20日付での退社が決まった。


 東スポにも書いてあったが上井氏の外敵路線は悪くはないと思う。新日本はそうやって盛りあがった時期もあった。しかしここ近年の対抗戦は新日本にとって+の要素は無かった。

 藤田と佐々木のIWGP戦の顛末も元を辿れば上井氏の外敵路線の末に出た最大級の膿だろう。何故上井氏の外敵路線が当らなかったのか?私が思うに新日本ファンにとって興味が沸ける相手を用意できなかったというのもあるだろう、しかし一番の原因は外敵に勝利するというカタルシスを作れなかった事や(新日本的に)ハッピーエンドで終らせることが出来なかった事だろう。大概は新日本のレスラーがジョブしてその後音沙汰がなくなりフェードアウトしていくというのが余りのも多過ぎた。バーターで成立したのはゲーリー・グッドリッジぐらいだろうか。マーク・コールマンでさえ新日本では勝ち分相当のジョブをせず去られてしまっているのだ。そもそもK-1勢がジョブするわけがない。彼等は格闘家であり負けに関する価値観がプロレスラーとは違い過ぎるのだ。彼等は狡猾な手でジョブを回避するのは眼に見えていた。そして新日本はその陥穽に嵌った、どつぼ。  

 このような状況ならば草間の純血路線は正しいと思う。経費がかからない上にかなりの程度星の操作が容易になり長期的なアングルを組めるようになる。考えたらNOAHもドラゴンゲートも好評な団体は純血路線なのだ。外VS内という構図で盛りあがった時代も終焉を迎えているのかもしれない。

戦闘竜21秒殺!「相撲は強い」(デイリー)

 大相撲の元幕内力士・戦闘竜(35)=米国、フリー=が、「PRIDE武士道〜其の伍〜」(14日、大阪城ホール観衆)でマル・“ザ・ツイン・タイガー”と対戦し、1回21秒、右フックでKO勝ちを収めた。総合格闘家転向2戦目にしての初勝利。涙ながらに「相撲は強いんだ」と絶叫。男祭り2(12月31日、さいたまSA)参戦も視野に入ってきた。

 気持ちは通じていた。戦闘竜はマイクを手に取り「日本語下手かもしれないけど、一生懸命気持ちを(伝えたい)」と切り出すと、「相撲ファンの皆さん、やりましたよ。相撲は強いんだよ」と涙ながらに絶叫。大歓声がやまびことなって返ってきた。

 秒殺だった。ゴングと同時に、相撲の立ち合いのように両手を下げ、タイガーに突進。パンチ6発を打ち込んだ。ひざ蹴りを受けても下がらない。前傾姿勢を取り、右フックをアゴにさく裂。さらに崩れた相手を追いかけ、パンチを連打した。6発入った時点でレフェリーが制止に入った。

 4・25GPでG・シルバに敗れてからは「ちゃんこ禁止」を課した。練習後にちゃんこを用意する同僚から「食べないの?」と誘われても断り、移動の車の中でおにぎり1個、フルーツだけを口にした。それを約半年続け、角界引退時から20キロ近い減量に成功した。


 減量しては相撲の格闘技への対応性のなさをも証明しているようにも思えるが……しかしこの一戦でケンドーナガサキがジン・フレジャーに取った戦法は決して間違っていなかったのだというのが証明された。


佐藤、みのるに対戦要求で大乱闘!(スポナビ

 佐々木恭介戦がドローに終わった佐藤光留が、U−STYLEでの再戦を表明した後、「もう一つ、挑戦状を叩きつけに来ました」と爆弾発言。「鈴木みのる! どこにいるか分からないけど、だれよりも自分が近くにいたけど、ライガー戦で本当の戦いに行くと言っていたけど、最近の鈴木さんは、あれが本当の戦いですか? 今まで研いできた刀は、パンクラスのためにあるんじゃないですか? NKホール大会の第1試合、オレと戦ってください」と、なんと鈴木みのるを名指しして対戦を直訴した。


 みのるさんの手腕に注目。どんな詭弁で返答するのだろうか。新日本&NOAHで高評価のみのるさんもこの問題で一時的に停滞しそうな気がする。

有力ブログ管理人上井解雇騒動についての見解はこちら


雑感

映画の話

欲望という名の電車」 監督:エリア・カザン主演:ヴィヴィアン・リーマーロン・ブランド
戦艦バウンティ 」監督 ルイス・マイルストン  マーロン・ブランド トレヴァー・ハワード
リチャード・ハリス 

 前者後者共に切ない気分にさせられる映画だった。なんかデーターを見たらバウンティーは195分と書いてあったのだが……とすると午後のロードショー枠じゃ絶対収まらない。となると最後クリスチャンが焼死しバウンティー号が沈んだシーンで終ったが実はあれには続きがあるって事?もし結末を知っている方がいたら教えてくださいまし。


ミステリの話

フリッカー式佐藤友哉 読了。ミステリというかエンターテイメント小説のスタイルを借りた軽い哲学的書物というか。凄いトリックが待っているわけでもない。ミステリ小説として読むと肩透かしを食うかも。