草間発言の姑息さについて少々

ひさびさに買った『東京スポーツ』10/14付にこんな記事が。主旨は、10・9両国大会を新日本プロレス草間社長が猛省し、謝罪。「台風の中、来てくれたお客さんに申し訳ない。長州乱入については経営陣は誰も知らなかった」その他、今後の長州参戦問題、佐々木健介へのエールなどが書かれていた。(気になる方はご購入を)
 しかし、気持ち悪いのが、ボクが見た時点での新日本プロレス公式HPではこの件はアップされていないこと。これは記者会見によるものなのか、東スポ記者の独占取材なのか、記事からはよくわからなかった。しかも、こんなに興行から日がたって・・・。草間さん、もっと頑張ってくださいよ、お願いします!(カクトウログ )  

 

 何と言うか薬石無効というか馬鹿は死んでも治らないというかなんというか非常に矛盾を感じる記事である。

 一応所属レスラーに批判をさせてあの日の、まあはっきりいえばブックは間違いだったと間接的に認めているし、佐々木健介へのエールも送り猛省しているのだろう。と思えばファンの溜飲も多少は下がると思う。
然し私はなんじゃこりゃ!と松田優作風に叫びたくなるこの矛盾は看過できない。こんな因循姑息な謝罪で物事が全て上手くいこうと後々もっと汚い膿を見せられる事になるだろう。

 結局は変ってない。あの日の混乱を何故か長州力のせいにしようとしてる。言わばスケープゴートに仕立て様としているのだ。単なる乱入劇を如何にも問題にしている。ファンを無視した乱入劇が今まで無かったとでも言えるのだろうか?余りにもアドホックな問題捏造に開いた口がしまらない。大人のファンならこんな視線ずらしにも乗ってあげるのだろうが、私は裸で得意万面にしている王様の前で、『王様は裸だ!』と叫ばないでいられる自信がない。新日本プロレスがオファーを出した筈なのに(でなければあんな乱入コーナーや台詞回しがあるわけがない)猛省している素振りを見せながらも又もやフリーのレスラーを盾に使い混乱を収め様としているのだ。これでは根本的な解決には繋がらないのは日みるより明かなのだ。


戦闘竜「曙の仇だ」(日刊)

 戦闘竜(35=米国)が元力士の威信をかけて、総合2戦目に挑む。PRIDE武士道は今日14日、大阪城ホールで行われる。4月25日のPRIDEデビュー以来、約6カ月ぶりに登場する元大相撲幕内力士の戦闘竜は、マル・ザ・ツイン・タイガーと対戦。初勝利とともに圧倒的な強さを見せて、好結果が出ない元同僚の玉海力(PRIDE)や曙(K―1)の仇(かたき)を討つ。


 勝手に敵討ちを宣言していまう戦闘さん、素敵だ。勝手にテーマと勝負論を作り上げてしまう戦闘さん、巧みだ。これから廃業して再就職先に困る力士達の為にも頑張れ、戦闘さん。

[2]○戦闘竜(1R0分21秒 KO)●マル・ザ・ツイン・タイガー

 金魚相手に相撲の強さを証明出来たようだ。

辛辣な新日本評ブログはこちらから


雑感

映画の話

『HERO 英雄』監督:チャン・イーモウ 主演ジェット・リー トニー・レオン マギー・チャン
を観た。なんか東洋風『マトリックス』を思わせるアクションシーンは良かったが何故か自分の頭の中では、スプラッター要素が無い『大江戸ファイト』というイメージが沸いてしまった。でもあの大量過ぎる矢の雨は見ていて壮観だった。


見栄の話

木村拓哉が『2046』で出演シーンが増えたとマルゼの花道で言っていた。しかも出演シーンは全て日本語で喋っているという事だ。これは胴考えてもちょい役である。昔松田聖子が「サーゲイロード・マザー」ってタイトルだったと思うけど、そのエキストラ役で全米デビューなんて喧伝していたが、その木村も類にいれてもいいんじゃないだろうか。世界進出という意味では栗山千明の方が遥かに先をいっている。