グーテンベルグなプロレス

 土曜日仕事だったので前半ニ試合は見れず。仄聞だと荒谷望VS越中詩郎の試合は越中のほぼワンサイドゲームだったらしいが荒谷はなんか悪さでもしたんだろうか?


第3試合 6人タッグマッチ
AKIRA 本間朋晃 ×土方隆司 11分38秒TAKA、竹村、NOSAWAによるトリプルトラースキック→片エビ固め TAKAみちのく○ NOSAWA 竹村豪氏


 試合は極々平均レベル。NOSAWAとAKIRAの絡みで多少ダレた部分を見せたがこれは育ちの違いだろうか?なんか6人の中でもAKIRAは世代的に古いプロレスのせいかちょっと浮いていたかもしれない。 特別複雑且つ高度なスポットも無く終了。


第4試合 タッグマッチ ×武藤敬司 西村修 16分04秒 魔神風車固め スーパー・ラブ・マシン○
ラブ・マシン・ストーム

 相撲マシーンが鳥篭みたいなのを持って入場。初見であるし一寸期待してみたが10分までは余りにも普通過ぎる試合。途中西村の倒立無我スポットを除けば、何やら後半に向けて温存しているようにも受け取れた。とうか以上に長く感じる10分間であり私のカイロス時間はクロノス時間と大分齟齬を起していた。

やっと鳥篭を使って西村を監禁したと思ったら、それ以上もそれ以下でなく単なる武藤ジョブのエクスキューズ作りの道具としか作用してなかった。意味の乏しい鳥篭……例えばスクリーンとかで西村の表情が映し出されていたりしたらもうちょっと違う印象があると思う。勝つには勝ったがあの試合内容で更に転がしていくきだろうか?これではハッスルの事はいえない。


第5試合 シングルマッチ ×佐々木健介 15分37秒横入り式エビ固め 太陽ケア

 序盤リング外で乱闘という事でいいアクセントになったのではないだろうか?まあ個人的にはドームまでマラソンマッチを敢行して欲しかったが。肉弾戦、道具、場外乱闘と色々なものを取り混ぜながら直線的なプロレスに陥らなかったのは良かったのではないだろうか。

 試合を見ていて最近思うのがケアのバンプとセール。コーナーに振られてのバウンドっぷりは素晴らしかった。井上雅夫の扱いを見るとメジャー団体では決して評価されない(?)能力だと思うが、アメプロへの理解があるであろう武藤ならばケアのスタイルチェンジを容認してくれると思う。

 試合のラストは本来ならばパイプイスの椅子せいで負けるというエクスキューズがケアとTAKAの不手際で蔑ろにされた終り方だった。まあ色々な小道具と仕掛けを持ちこむのはいいがその分失敗に帰す事も多いわけで正しく諸刃の剣である。まあこの試合からタイトルの意味する事が顕著になってくるのだ。
 

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