健介が天山挑発、IWGPベルトも強奪だ(スポニチ

 新日本プロレス(11日、宇都宮市体育館、観衆=2800)。フリー・佐々木健介(38)が、ベルト強奪を宣言だ。新日本10・9両国国技館大会でIWGPヘビー級王者・藤田和之(33)=猪木事務所=に挑戦する健介が、6人タッグ戦で今年のG1クライマックス覇者・天山広吉(33)と対戦し、猛牛を圧倒。「新日本本隊の代わりにベルトを獲る」と不敵な笑みを浮かべ、王座挑戦が見送られた天山を挑発した

  
 藤田という見帰りが無いだろうレスラーと対戦させられるというのはマイナスでしかないんだけど、今の健介は良い感じでフリーとしては最適の格を保有している。抜群の中庸ぶり。
ポジショニングの上手さといえばVTのグラウンドを連想させ運動的な視点でしか注目されないが、ポリティカルな意味で抜群のポジショニングを見せる健介の上手さにも注目し、その巧みさを評価したい。「健介は実は上手いんです!」


蝶野がCTUと共闘…黒拡大/新日(日刊)

 黒いカリスマ蝶野正洋(40)が新ヒール軍団nPo(仮称)の勢力拡大に成功した。11日の宇都宮大会に共闘が決まった安田忠夫(40)と組んで緊急出場し、ブルー・ウルフ(27)永田裕志(36)組と激突。セコンドにジュニアのヒール軍団CTUを招き、永田を孤立させて血祭りした。セコンドのレフェリー暴行で反則負けしたが、対立関係にある草間政一社長(53)の眼前で存在感を示し、CTUと同盟を結ぶ大きな収穫を得た。


 ベビーとヒールという構造はいいんだけど、その構造に萌えるファンが新日本にいないのが残念な所。ノアでやれば受けると思う。邪道外道ライガーが来るだけでブーイングが起きるのだから……。そして考えてみる。何故ヒールに萌える観客がいないのかと。ノアファンは何故あそこまでヒールや他団体の選手を敵対視出来るのであろうかと。

 で私の出した結論は90年代の鎖国政策で生成された排他主義的純血主義者が多くを占めている事だと思う。一種レイシスト国粋主義者に近い感覚で外部と内部にかんしては非常に敏感で截然的に見ていると思われる。ノアのレスラーを傷つけられる事は自分をも傷つけられているのだと感じる人がいる。だからこしヒールの行為が受けるのではないだろうか。

 それに比べて選手に入れ替えや団体交流が激しい新日本では、純粋主義者は育たず内部外部の壁がなく新日本を汚されるという感覚が喚起できないファンで占められているのだと思う。だから新日本ではヒールVSベビーは受けないのだと思う。まあ、新日本VSUWFインターはもっとメタレベルでの対立だったのでこれとは関係無く受けたと私は思っている。


▽雑感
 ビートたけしのこんなはずではを観た。さまぁ〜ず9・11のコント止めたネタはボケだったんじゃないか?って本題に入るが矢っ張りテレ朝はこういう番組作らせると本当面白い。まあ色々突っ込み所はある。例えば携帯電話の捏造説。上空では確かに繋がらない事はわかった。けどそれで音声合成だったというのは如何なものかと。番組ではたけしの音声を合成したのを流したいたが、それではハイジャックされた機体にのっていた一般乗客の声はいつ採取できたのかという疑問が残る。そしてそれをまだ落ちてない時間にその作業を完了して奥さんに繋げたり出来るものだろうか?と結構アナだらけなのだ。けど発想は面白い。

だけどこのスタジオにミステリ作家を呼ばないのは片手落ちだろう。藤田弓子なんて何の役にも立たないし真鍋かおりという女性タレントもいたのだから尚更意味が無い。ミステリ作家で思いついたがこのテレ朝スタッフと売れない文章が上手い小説家が手を組んだら面白いミステリ小説が出来そうな気がする。第二のエラリー・クイーン、あるいは岡嶋二人ぐらいの作家にはなれると思う。