マリョーシ化

手術前・橋本 壮絶に散る

 “破壊王橋本真也(39)が右肩手術を控えた最後の試合で敗れ去った。NWAインターコンチネンタルタッグ王座防衛戦でパートナーの藤原喜明(55)=フリー=が16分30秒、キングコブラホールドで大谷晋二郎(32)大森隆男(34)組に陥落。2人を後継者と認め、跡目を相続させた。今後は昨年7月から引きずる右肩の完治を目指し、渡米を含めた手術準備に入る。


 怪我をエクスキューズにして大谷にジョブすると思っていたが、今の閉塞感が漂い話題もひはくな01にとって橋本のジョブというのはファンが考えている以上に重要な通過儀礼イベントとして捉え温存しているのかもしれない。ただ橋本超えというイベントは通過儀礼的な要因が橋本不在中のストーリーに1つの限界点が出来てしまうと思うが、この辺巧く回避出来るように裁く事が出来るかが今後の01の浮き沈みのキーポイントになるだろう。

続きは夜にでも。

自在の川田が初参戦(スポニチ

 【IWA】10周年記念興行に全日本の川田、小島、フリーの健介が初参戦。いずれも実力差を見せつけて快勝した。メーンに登場した川田はパワーボムで松田を粉砕。2日はハッスル・ハウス、3日は西村を迎え撃つ3冠戦と趣の異なる試合が続くが「つなげては考えていない。でも、どんなタイプでもできるのがオレ」と自信の口ぶりだった。


 蟻が甘きの付くが如くIWAの豊富な資金を見せつけた大会。メジャー系レスラーが参戦するって事は確りと滞り無しに金を払える能力が浅野社長にはあるって事だろう。単純に凄い。

 こういうテーマの無い試合は消費されるものはなく流れる血はなく無血決着……無である痛みがない。ただ両者が格闘運動をしているだけである。故に何も産まれないし何も壊れない。しかしそれでも面白い試合であったのならば儲けものだ。産みの苦しみのない快感の産出。何かビックイベントの度に何かしらを失い銭を得るマット界においてこういう消費も痛みの無いビックイベントを出来るIWAにサバイバリティー能力の高さを感じた(そういえばノアのドームもそんな感じだった)。


健介も初参戦!レザーを162秒殺(デイリー)

 佐々木がIWAに初参戦し、エース外国人のレザー・フェイスを北斗ボムで162秒殺。試合後はチェーンソーを振り回すレザーのボディーを妻・北斗の実家の農家から拝借してきたスコップで一撃してチェーンソーを没収し「ホラー映画好きのオレとしては、映画のヒーローになった気分だね」とゴキゲンだった。


 こちらはネタ試合で楽な仕事の健介。なんかこういうことが普通になってきたが、健介とネタ試合の意外性の妙みたいなものが無くなった時、こういう雑多な仕事は減ると思う。


雑感

いきなり黄金伝説は新しい企画が始まったんだけど、一寸おや?って思える展開になったんだけど……テレビなので仕方ない。こういうスポットもありさ。個人的にはダチョウ倶楽部の上島竜平の駄目人間っぷりはみていて面白、多分演技でもないんだろうなあ。

この番組ほど司会の存在感が無い番組も無い。ココリコが司会だってのをどれだけの視聴者が覚えているのだろうか?ふかわりょうよゐこ浜口優久本雅美や柏原郁恵の方がよっぽど存在感がある。なんか私的にウンナン的な雰囲気がする。番組の企画があたって自分の能力に関係無く番組が好調で熟れ続けていくみたいな所が……。

最近思うにプロレスとミステリというのはジャンル的に似ているような気がしてならない。ジャンルの絶え間無い変容性、形式破壊的な部分な所とか云々。誰かプロレスとミステリに病的に詳しい人がいたらそのい類似性を粒さに指摘してくれると思うのだが。笠井潔がプロレスファンだったらなあ〜とか思った。