相撲世界

新日と全日が9・15ファッション代理戦争(日刊)

 新日本が、人気ブランド「DEVILOCK」とのコラボレーション大会「DEVILOCK NIGHT」を9月15日後楽園で開催する。新日本上井文彦取締役と、DEVILOCKの遠藤憲昭氏が26日、都内の新日本事務所で会見した。プロレスに精通する遠藤氏のコンセプトを生かし、棚橋弘至を「マスクド・デビロック」として登場させる。対戦相手は、全日本が「A BATHING APE」のNIGO氏と組んで03年、04年と開催した「BAPE STA!!PROWRESTLING」に登場したTHE APEMANに決まった。遠藤氏は「どれだけファンと選手を近づけられるかにこだわる」と話し、新日本対全日本のファッション代理戦争の様相を呈していた。また大会のメーンは、遠藤氏と親交の深い蝶野正洋天山広吉のシングル戦が組まれた。


 或るプロレスライターの文章によればNIGO氏は全日本にとって最大級のタニマチだそうだ。でその遠藤氏というのもNIGO氏同様プロレス好きの成金だとしたら、相当良いスポンサーを引き当てたといってもいいだろう。メインのカードからして新日本の気合の入れようが違う。全日本の前例からみればDEVILOCK方面から客を引っ張ってくる事は難しいだろうが資金面という部分で見れば新日本にとって良い話題といえる。


日本人選手にリストラ予告(デイリー)

 ZERO―ONEの中村祥之渉外部長が26日、大谷政権が9月中に結果を出せなければ、日本人選手をリストラし外国人選手を起用することを予告。橋本、大谷、高岩でスタートした旗揚げ当時に原点回帰する方針だ。

 右肩を手術する橋本が31日・盛岡大会を最後に長期欠場し9月から大谷体制となる。中村部長も「大谷選手が代表(橋本)に任されたなら口は挟まない。史上最強のバルチック艦隊を作り上げて、航海に乗り出せばいい」と全力で後押しするが「それも9月まで」とフロントとして期限を設定せざるを得ないことも吐露した。

 結果を出せなければ「便所タイムを作ってしまう日本人よりも、切れのある外国人を使うのは当たり前」と大ナタを振るうことを明言。「外国人20人、日本人5、6人の団体になるかもしれない」。現在フリーを含めて20人の日本人選手を抱えるZERO―ONEが、“外国人団体”になる可能性もある。


 日本式を止めて思いきってWWE式のような、団体にとって必要な選手だけ必要数置いておく方式に変えてみるのも面白いかもしれない。

 常に解雇と表裏一体の状態であれば、おのずと選手達に緊張感が生まれ手抜きが無くなり真摯にプロレスに打ち込むと思う。相撲から発展した今までの方式ではこういう権力システムが無いので選手にパノプティコンのような制御装置が無い状態だった。若しかしたら良い選手集めるのも1つの手段だけど、こういうアプローチで選手にプレッシャーをかけるのも試合内容を向上させる1つの手段なのではないだろうか。