柵を超えて合同興行なるか

ハッスル、新日、全日が橋本さん合同葬へ@日刊スポーツ

 キャプテン・ハッスル小川直也(37)が13日のハッスル10(福岡国際センター)で、11日に脳幹出血で盟友の橋本真也さん(享年40)を突然失った悲しみを振り切るハッスルワールドを展開した。橋本さんの求めたエンターテインメントプロレスを貫いた。またハッスルの笹原GMは橋本さんの追悼大会への協力をあらためて表明した。さらに16日の葬儀にファン全員が参加することが不可能なことから、大会とは別にプロレス団体合同葬を早い時期に実施することを提案した。


 呉越同舟。話を纏めるのが一苦労だと思うけども是非とも実現させて欲しい。カード的な魅力は半減するが交流戦ではなく夢の掛け橋のような団体内カードの陳列タイプならば実現性が高いと思える。あと1ついえる事はアントニオ猪木は絡まないで欲しい。


サップが15日にバーナードを偵察@日刊スポーツ

 野獣ボブ・サップ(米国)が、全日本の会場でジャイアント・バーナード(米国)を襲う。全日本は13日、サップがWRESTLE−1(W−1、8月4日、東京・両国国技館)で対戦するバーナード偵察のため、15日の後楽園大会に来場することを発表した。全日本でヒール軍団ブードゥーマーダーズ(VM)の1人として暴れ回るバーナードは当日太陽ケアとシングルで対決。毎回のように場外乱闘を引き起こしているため、サップが客席に現れればW−1での一騎打ちを前に衝突する可能性が高い。また、同日3対3でVMとタッグ対決する健介ファミリーに、鬼嫁北斗晶がセコンドで登場することが決定した。


 中西学戦がプロレスにおける現時点のベストバウトだと私は思うが、バーナードのようなタイプだと一方的にサップがパワフルさを見せるという試合に出来ない分単純性が無くなり、難しくなると思う。かといってハンセンVSアンドレのようなパワーファイター同士がぶつかり合うような試合を出来るほど、サップはプロレス的加減を知らないので(あのストンピングを見よ!)その方面でも無理。と……なるとお笑いしかないか?



蝶野&ライガー DDT捧げた@デイリースポーツ

 全選手が喪章をつけて試合を行う中、蝶野、ライガー組は、天国の橋本さんにオマージュをささげた。蝶野とライガーは橋本さんの得意技のけさ切りチョップ、DDTを披露した。試合後、ライガーが「オレはアイツに笑われないようにするだけ」と語れば、黒い総帥も「こういう状況だから真っすぐ試合に入れない部分もあるけど、これをエネルギーに変えて一からやり直す」と気合を入れていた。


 こういう事を出来るのがプロレスの強味だと思う。シュートでは絶対とは言わないまでも出来ない芸当だろう。天山広吉も橋本の技を上手くIWGP戦に組みこめば、テクニカルな問題を超越したドラマチックな良い試合になると思う。

 


○ブログ内目次

主なイベントの試合カードや試合結果がわかるように直リンを張っておきます。アレどうだったっけ?という時にお役立てください。

▽ノアドーム大会全カード
http://d.hatena.ne.jp/paris00/20050702

▽ 2005年7月6日 HERO'S 2試合結果
http://d.hatena.ne.jp/paris00/20050706

▽ 2005年7月13 ハッスル10
http://d.hatena.ne.jp/paris00/20050713

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●こんなミステリ読みました

歌野晶午「安達ヶ原の鬼密室」

 幾つかのオニムバス形式で収められた短編集が実が最後に連なっていたというのは、結構あるが(若竹七海の「僕のミステリアスな日常」とかね)本作はその構造性において驚異的だといえるだろう。半分を過ぎるとミステリを読みなれた読者ならばはは〜んとわかってくるかもしれないが、その整合性には驚かされるばかりであろう。よくもまあこれほど掛け離れた物語に一枚の通底するものを敷けたかと・・・・・・。


北山猛邦「『クロック城』殺人事件」

 館、終末的世界、SF的要素、美少年美少女。様々なジャンルの諸要素をかき集めて作った作品といえよう。トリックの意外性は個人的には好きなのだが、話としてまとまっていないような気がする。