無精卵のアングル

鈴木&丸藤組がGHC戦調印書のサイン拒否

 ノアのGHCタッグ王者鈴木みのる(37=パンクラス丸藤正道(25)が1日、タイトル戦調印書へのサインを拒否する暴挙に出た。都内で行われた7・18東京ドーム大会のGHC戦調印式に出席したが、挑戦者秋山のパートナー橋を「弱いヤツとはやりたくねーな」と拒絶。王者組のサインは今日2日の7月シリーズ開幕戦(東京・ディファ有明)で行われる前哨戦の結果を待つことになった。


 上のカードはすべて外様絡みなので身体を使った連続ドラマはこの試合ぐらいしか作れない事情がありそうだ。にしても秋山のアングルは若手を奮起させる的なものが多いが、じゃあそのアングルを遂行してその後どうなるかというと尻つぼみなのである。秋山がどこまでNOAH内部で発言権を持っているかはわからないが、折角橋オーバーのセットができてもやっぱり三沢光晴等の許可がなければドラスティックに突き進めなくなり、また途中で頓挫してしまう可能性も高いと思う。となるとまた数年後に秋山が若手を奮起させ〜というアングルがシシュポス的な繰り返しが繰り広げられるのであろう。


レスラー曙、張り手デビュー/WWE

<WWEスーパーショー>◇1日◇さいたまスーパーアリーナ◇9500人

 曙太郎(36)が日本での初プロレスで力を見せつけた。この日はビッグショーのセコンドを務め、浴衣姿で登場。盟友と抗争するカリートとの試合を見守った。試合に介入しようとした相手セコンドのマット・モーガンを一直線の体当たりで押し倒し、カリートは張り手1発で吹っ飛ばした。最後まで浴衣は脱がず、リング上での戦いもなかったが、今日2日の「レスラー曙」デビューへ期待をふくらませた。


 9500人は少なすぎる。東京プロレスIN両国国技館とまではいかなくても、2000年12月の最強タッグの武道館ぐらいの隙っぷりじゃないだろうか。

 二日間あるので温存という形だろうけれども、これならば蝶野正弘とエキシビジョンで試合をしたルーテーズの方がよほど仕事量が多いような気がする。しかし面白い所は浴衣を脱がせなかった所でこれはおそらく記号的に相撲を象徴させると同時に、弛んだ身体はWWE的にはやっぱりご法度なのだという意思の表れだと思う。トップクラスの選手が歳を取り、PRIDEやK−1が人気な今、WWEのような美意識というのを日本のメジャー団体も持った方がいと思う。ただでさえ格闘技に対して活躍できる選手が年齢が高い選手という不利が点があるのだから・・・・・・。


柔道宮山、障害乗り越えPRIDE挑戦

 生まれながら耳の聞こえない柔道家宮山堅次(30)が、3日に行われるアマチュアの登竜門大会PRIDEチャレンジに挑む。小3から柔道を始め、昨年の国際ろう者武道大会で81キロ級と無差別級で銀メダルを獲得した柔道3段の実力者だ。02年に吉田秀彦ホイス・グレイシーを破った試合を見て感動。同じ柔道家として、転向を決意した。世間からは格闘技は危険という目で見られ、学生時代の仲間もボクシングやレスリングができなかった。「一番激しいPRIDEに出場すれば、多くの仲間にチャンスが出る」という責任感もある。大きな夢へ負けられない一戦になる。


 障害者も格闘技に取られたか!なんかテレビ屋が喜びそうなネタだ。

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