折衷の果てに何が残るか

曙VSムタ!WRESTLE−1 GP開催
 プロレス新イベントWRESTLE−1 GPの記者会見が27日、都内のホテルで行われた。大会はシングルのトーナメント戦で1回戦は8月4日、両国国技館で開催。14人のレスラーが出場し、曙太郎(35)対グレート・ムタ長州力(53)対佐々木健介(38)など7試合が予定される。2回戦は10月2日、代々木第1体育館、さらに準決勝、決勝は11月下旬、あるいは12月上旬で都内近郊の会場で行われる見通し。
 


 ついに発進W-1プロレス。早くもタイタニック号なんていわれているかはわからいが、少なくとも上井文彦氏のセンスには轢かれるものは無いというのが正直な感想。 ムタVS曙は完全に旧W-1のボブ・サップ戦の同工異曲。横綱がファンタジックな未体験ワールドに足を踏み込むんでその異質な物質が混ざり合う事による化学反応を見せたいのだろうが、既にWWEビッグ・ショー戦で実現させてしまっている為に新鮮味はないだろう。格闘技に転向し大晦日にはホイス・グレイシーに負け挌闘家としての価値が失墜してしまった今、強さを売りに出来ない曙を使って出来るドラマはやはり、輪島大士的復活ストーリーだろう。あの緩慢な動きも輪島的文脈でみると非常に良い意味で無様に見えて客に新しい視座を提供できる筈だ。

 WJ対決はまあ金を長州健介のここ数年を見ていれば、金さえ積めば出来ない事ないよねと思えてしまい全然面白みが無い。というより前田日明と仲直りしてしまった事は公にせず、顔面蹴りの因縁を引きずっているとファンに思わせた方がよほど商売になったと思うのだが。


スマックガール】大向KO勝ち!!
 プロレスラー、大向美智子が28日、後楽園ホールで行われた総合格闘技スマックガール・初代ミドル級(58キロ)王座決定トーナメントに初出陣。韓国人テコンドー選手に鼻を折られたが、裏拳とブン回しパンチで3度ダウンを奪い4分28秒、KO勝ち。8・17代々木決勝大会に駒を進め、「プロレスラーの意地だけ。閃光魔術弾も出したかったが、試合前に反則といわれた」と苦笑い。初代ライト級(52キロ)王座決定戦はアマレス出身の辻結花が、キックボクサー渡辺久江を腕ひしぎ十字固めで破り、戴冠。


 一つの格闘技への素質を図る方法として、絶望的なまでのプロレスセンスの無さという測定法というのを思いついた。新日本も団体で一番プロレスを下手な人を鍛えて猪木祭りに出せばよかったのに(永田裕志はプロレス上手いんだってば)

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