緑の黄昏、昇る朝日

三沢組GHCタッグ王座陥落/ノア

<ノア:兵庫大会>◇23日◇神戸ワールド記念ホール◇2800人

 プロレスメジャー団体では最多8度目の防衛を狙ったノアのGHCタッグ王者三沢光晴(42)小川良成(38)組が23日、神戸大会で王座から陥落した。スコーピオ、ウイリアムス組の連係技に2人とも半失神状態となり29分32秒、小川がスコーピオの450°スプラッシュを受けて3カウントを奪われた。衝撃的な陥落劇で、ノアのタッグ戦線は一転して戦国時代を迎えそうだ。

 外人に渡したって事は何処か新興のタッグチームか若い世代のチームに戴冠させる予兆なのか?と思わざるえない程、NOAHの外人の扱いは酷いのであるが、恐らく杞憂に終わらずそうなるのであろう。ここで1つよそうを立ててみるともしかしたら、武道館後鈴木みのる秋山準が組んで戴冠させる為の外人組戴冠なんだと予想してみる。

 東スポで読んだ限りではみのると秋山の一戦は練られた工夫が紙面からも読み取れる。二人ともいまいち琴線に引っ掛かる仕掛をしてくれない割には、名プロデューサー気取りという部分で変な共通項を見出せてしまうのだけれども、それでも確りとビックマッチの試合としてテーマを掲げてやるという事はちゃんと評価しないといけないと思う。どこまでわかってやってるのかは定かではないが、いい加減客もNOAHの大物日本人がジョブしないという事は判っているだろうというのを察知しているのだろう。未だにジュニアでは勝敗で見せようという涙ぐましい努力をしているのだけれども、そこにさっさと見切りをつけて違う方向、即ち予想だに出来ない試合内容を示唆する戦略で見せていくというのは今までのNOAH対抗戦には無かった事であるし素晴らしき意匠だと思う。

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