さらば愛しき青果市場よ

 命あるもの何時かは死がくる。盛者必衰……いや国プロプロが盛者だったかは兎に角そんないちいちこれには死(終り)が訪れるのだなんて思いながら精一杯観戦するのも息苦しい。しかし終りがあるからこそその生に価値があり意義がある。それは壊れないプラスティック容器の下劣さとフライジャルな陶器の儚さにも通じる。

 さて、そんなこんなの青果市場大会だが本当に終るようである。ちなみに茅ヶ崎青果市場大会も今年で終るらしい。青果市場でのプロレスはどんなものかを体感する最後のチャンス・オブ・ラヴなのである。来年からはバトルスフィア東京という味気ない会場になってしまう。

 今回は流石最終回という事を各種マスコミやネット等で取り上げられたせいか、見事に客席が埋まっていた。何時もこれぐらい埋まっていれば鶴見から撤退する事もなかったかもしれないのだが。

 試合は全部で五試合だった(と思う……)一番面白かったのはMMM(記念大会は皆勤だねえ) VS スタン・リーの場外カウント無しの特別戦。勿論客のニーズに答え数年振りのマラソンプロレス駐車場バトル。プロレスラーは客に媚び過ぎだなんていう頓珍漢がいるが、私は寧ろこびて媚びて媚び過ぎろと思う。客の喜ぶ事を察知して遂行出来る人こそレスラーとして長けている者だと思う。

 ラストは選手全員による(何故かエルコマさん等は欠場)バトルロイヤル。優勝は紆余曲折してMMM。まああれだけ大会開催に貢献していればねえ優勝して当然かもしれない。試合終了後は選手全員がリングに上がり挨拶。スタン・リーは国際退団。所属といっても出ていない月の方が多いので実感がない。最後五郎ちゃんがまた鶴見でやりたいという主旨の事を言っていた。選手がリング上に集まれば手を繋げ輪を作って大団円というUWF@松本という不吉な儀式をやってしまうのかと杞憂したが、五郎挨拶のあとは個々にリングを降り事なりをえる。

 青果市場という胡乱な場所が醸し出す怪しさ如何わしさ。メジャーにない暗部を見せてくれる所が青果市場の好きな所だった1つだったと思う。私自身2001年秋から観始めたまだまだ新参者だったけれども色々な思い出が詰った会場だったと言えるほど沢山のものを見せてもらった。ここは仮面を外して素直にありがとうといいたい。さよなら青果市場。
 

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雑感

何かナンシー関っぽくテレビについてのコーナーになりそうな……半端なテレビっ子によるテレビ批評みたいな。

羽賀研二ついに借金完済、演歌で出直しだ」
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/p-et-tp0-041108-0007.html

 琴線に触れたので……にしても一時は約2億4000万円あったらしい。でもどうやって金作ったんだろ?別に売れっ子ってわけでもないし、芸能人はそれほど美味しい職業だったんかいな?長州や永島さんが読んだら歯軋りしそうな記事でした。


笑点  漫談対決▽大喜利(秘)新記録達成? 

出演 パペットマペット, 桂歌丸, 三遊亭円楽

 ビデオで鑑賞。パペマペって選択は凄いね。別に面白い面白くない関係なくただあるだけで良いって種の番組ですねここまでくると。


堂本兄弟
「タキ翼おねしょ&あそこの毛&大流血!?」
出演 KinKi Kids 高見沢俊彦 ブラザートム えなりかずき 吉村由美 金城綾乃 木村カエラ 滝沢秀明 今井翼

 いつも見ていて思うのが 堂本光一は笑いのセンスがないのに面白い人だと勝手に思われ、役割期待をされている所だ。かといってお笑いタレントのように詰らなさを誰かがメタ的な位置からいじってくれるわけでもないわけで辛いだろうねえ。


さんまのスーパーからくりTV
 ボビー大晦日K−1参戦速報…全部見せます!記者会見爆笑未公開シーン▽さんま一押し替え歌家族 
出演 明石家さんま, 中村玉緒, うつみ宮土理, 浅田美代子, 関根勤, 渡辺正行


 なんかK-1の衛星番組にされてしまっているような……まあ社運がかかってるから仕方無いとはいえ。