茨の道
取り敢えずZERO-ONE後楽園に行ってきた。客入りは五割強程度で強い雨が降り肌寒ったとはいえかつての盛況ぶりはなく陰隠滅滅としていた。今日刊に試合結果を拾いにいったが、第一試合から掲載されてなかったところに零落ぶりを感じた。
〇佐々木貴VS山笠Z信介（Dガイスト）
OPマッチはDDTを抜けアパッチ入りした佐々木と山笠。山笠は久々になるが洒落にならないぐらい膝がボロボロで試合にも影響していた。それでも入場テーマ（巨人の星）に合わせ試合前のうさぎ跳びを強いられるのは観ていて可哀想である。
試合はまるで腫れ物に触るように佐々木は山笠の膝にタッチせずチョップ合戦等を中心に、前座らしい前座だった。それだけ悪い膝を抱えているのだからエクスキューズとしても、試合の流れをを作る為にも、やられる山笠の悲壮感を煽るためにも膝への攻撃を織り交ぜた方が試合ももう少し膨らんだような気もする。結局佐々木がかなり一方的にせめて終った印象が強い。特にどんでん返しに繋がるような展開も無くフィニッシュ。過去あんまり佐々木から強さを感じるような（どちらかといえば器用なイメージ）試合を観た事がなかったので、それは意外性はあった。
序盤星川VS高岩が挑発しあい試合が開始され結局両チームパートナーが出る幕もなく高岩の勝ちに終った。というのもラリアットで星川が失神して高岩が勝ってしまったからである。前に新日本プロレスでアントニオ猪木VSスティーブ・ウィリアムス戦でスティーブの試合開始直後のタックルで猪木が失神したことがあったけどあのスティーブでさえ速攻終了をさせずに持たせたものである。まあ、正直小笠原以外どうでも良かったのでは早く終って一寸嬉しかったりもするが。
ニ試合消化し今だ静寂としていた会場だが金村の入場曲だけで会場温度が数度上がる。便利な入場テーマだ。実力派VS技巧派みたいなデザインだったみたいだが全体的にエロティックスの乗りで試合が進行していた。火祭り優勝者が飲まれてしまっていた。試合は所々笑いを喚起させ盛りあがるが、笑いというのは一瞬的過ぎ、引き出すのは簡単だが長続きしない。断続的にちょこっと盛りあがってまた戻るという感じになってしまうのだ。笑いを取るのがチームのカラーだとはいえ笑いを入れる事により盛りあがりを断絶し結局は平均温度を上げるには至らないのは一寸したジレンマを感じる。
〇横井宏考VS『アニキ』×（反則）
再三再四反則を繰り返すアニキ。乗ってこない観客。盛りあがらないで終る試合。失敗じゃないか？アニキ……。続きは明日だ待っててくれい。
▽ＰＷＦユニバーサルタッグ選手権60分１本
○藤田ミノル、日高郁人＝王者組[17分42秒 横入り式エビ固め]×葛西純、佐々木義人＝挑戦者組
▽ＮＷＡインターコンチネンタルタッグ選手権60分１本
○＝大谷晋二郎、大森隆男＝王者組[13分25秒 反則]×＝田中将斗、坂田亘＝挑戦者組
▽同延長戦
大谷晋二郎、×大森隆男＝王者組[4分23秒 片エビ固め]田中将斗、○坂田亘＝挑戦者組
雑感
名探偵の話
名探偵コナンが又再放送だ。ゴールデンタイムでアニメに再放送というとサザエさんとドラえもんとゴーグを思いだす。ネタが無いなら金田一はじめの島田荘司のデビュー作をぱくるみたく既存のミステリからネタ模倣すればいいんじゃないですか？ヴァン・ダインとかなら大丈夫でしょい？ミステリといえば最近メフィスト賞物を固め読みしている。乾くるみの『Ｊの神話』を読んだが色々な意味で凄いの一言。ｓれはミステリというかＳＦとして読むべきなのだろうか。別に山口雅也の『生ける屍の死』も容認出きるから”ジャック”もＯＫなんだけど、それならもっとジャックを使って面白いプロットが出来たと思う。
映画の話
タイタニックを観ているが主人公のデッサンにかかれている女性の乳房にぼかしが入っているのは笑ってしまった。というよりも今はそんなに表現規制が厳しいのかと思ってしまった。昔は世界びっくり大賞で必ず乳が化け物のようにでかいフリーキーなお姉さんが出てきて、ヌードになっていたものであるが……そういえばそういうフリークス番組を消えてしまった。表面的な綺麗なものしか容認できないテレビ等ツマラな過ぎる。
ヒロミの話
東スポの記事を読むと堺正章のキラーぶりがわかり面白い。でもヒロミの場合現状が実力相応なんだと思う。今までが異常だったという事で。露悪的に売れないことをネタにすれば多少イメージもよくなり笑いも取れるんだろうけど、それはかつての売れっ子としては許されざる行為なのだろう。まあ松本伊代が頑張ればいいのか。
映画の話2
