MAXというとV-MAXを思い出す貴方へ

 「富豪刑事」が面白い。あとそれでチェスタトンのブラウン神父シリーズばりの逆説推理があればなあとは思う。設定は面白いのだが、普段推理小説を読んでいる者からしたらもう一捻り欲しい所だと思う。

 一週間遅れの観戦記。私の知る所では恐らく唯一の01MAX旗揚げ戦の観戦記だろう。前座は割愛するが、まあNOAHや全日本プロレスに比べたらまともだというのは間違い無い。田上や佐野が出ている試合は正直見ていて辛いのだ。


▽AWA世界ヘビー級王座決定トーナメント準決勝3WAYマッチ
スティーブ・コリノ[10分13秒 片エビ固め]×サイモン・ダイヤモンド
※もう1人は田中将斗


 序盤から飛ばす飛ばす。ベルトがかかっているとは思えないほんわかした雰囲気。或る意味全盛期の01の断片を見るような陽気なプロレスだ。ただ一応タイトルマッチという事を考えるとその辺どうなのだろう?という疑問が沸く。しかし今後の01を考えたらゲストを寝かさずに済む3WAYというのは無くてはならない試合形式なのではないだろうか?


大森隆男[8分8秒 片エビ固め]×佐藤耕平
※もう1人は佐々木健介


 大森が混ざった3WAYって事で色々な意味で楽しみだった一戦だが、それほど綻びが無かったというかなんというか。大森は漁夫の利的な勝利。


高岩竜一日高郁人、○藤田ミノル[15分26秒 片エビ固め]レオナルド・スパンキー、スペル・クレイジー、×サンジェイ・ダット


 技食らわなかった所は気に食わなかったが、高岩のパワーキャラを活かしたスポットは面白かったかもしれない。まあ、頭を打ち合いになりようが無かったので助かったと。メインの事を考えてか高いところからダイヴするといったスポットはなく興行のバランスを考えた川田利明も納得であろうセミだった。


▽AWA世界ヘビー級王座決定トーナメント決勝
大森隆男[24分53秒 片エビ固め]×スティーブ・コリノ


 兎に角長い!一方的にコリノが腕を攻めるのだが、結局最後は何事も無かったように右腕による斧爆弾。子の手の一番のベストバウトは悟空VSピッコロ大魔王だろう。脚手と機能を奪われつつ最後がその残された最後の腕一本だけで撃破。そこまではやれとはいわないが、せめて左腕を使った閃きを見せれば納得出来たのだが、大森にはプロレス頭では難しい試合だったといえる。





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