力皇の問題点を考え様

三沢も突破、力皇時代だ/ノア
<ノア:東京大会>◇18日◇日本武道館◇1万6500人
 力皇時代の到来だ。GHCヘビー級王者の力皇猛(32)が、同王座V3を達成した。メーンで挑戦者三沢光晴と対戦。序盤は防戦一方だったが、エルボー連発には張り手、ラリアットで応戦。22分10秒、4発目の得意の無双がさく裂。難敵を下して、新時代の扉を、自らの手でこじ開けた。次の挑戦者には、この日突然爆発した田上明が急浮上した。

 久々の更新です。この日は愛知万博にいっていて見に行けませんでした。テレビ観戦の感想になりますが、今回もよい反応は得れなかったかもしれません。大森隆男的泥沼に嵌ってしまったような感想。


 ここまで失態を繰り返すと、客のイメージが固定化されてしまって力皇へ求められる試合内容が、より高くなってしまう可能性があると思いますよ。(一寸動けば騒がれる田上とは真逆の茨の道に雪崩てしまってますね)


 NOAHファンはラリーを求める傾向が強いと思うんですが、力皇はラリアットで寸断しちゃう。これっていちじきのスティーブ・ウィリアムスのグーパンのようであり、客の求めるリズムとのズレが今回も如実に表れてしまったように思えますね。他にも雪崩ウラカンのスポットを一回しくじったりミスもありました。


 脱四天王はNOAHにとって大事な事です。しかし観客の面白い!と思う”ツボ”っは四天王プロレスのところで留まってしまっているのではないでしょうか。力皇が非四天王プロレスをする最中小橋健太VS佐々木健介三沢光晴VS川田利明戦で忘却させなければならない、四天王プロレスをやって観客のツボを再固定化させてしまうというアンビバレスな事をやってしまうのであれば、いつまでたっても力皇の試合が盛りあがって大団円なんて事にはなり難いのではないでしょうか。
 

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